木質バイオマス発電の現状

           

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 2012年7月よりスタートした、FIT(固定価格買取制度)により国内のバイオマス発電は広く普及してきました。中でも、買取価格が特に高い間伐材由来の木質バイオマスを燃料とした、1000kWを超えるバイオマス発電所は多く設立されています。
 モデルプランとして推奨された5000kW級の発電では、木質バイオマスが年間10万m3程度、集材予測範囲では半径50km程度が必要とされています。設立される木質バイオマス発電所の数が増加するにつれて、燃料となる木質バイオマスも比例して必要となりますが、他の木質バイオマス発電所と燃料の集材範囲が競合するため、安定的な木質バイオマスの調達は課題として浮き彫りとなっています。

 

RPF発電のすすめ

 そのため、弊社がおすすめする発電プランは以下の2つとなります。
1.地域で集材可能範囲である1000kW以下の小規模木質バイオマス発電
2.低価格高熱量のRPFを燃料とするRPF発電(廃棄物系バイオマス発電)

 1000kW以下の小規模木質バイオマス発電は地域の実情に見合った地産地消の範囲で集材が可能なため、安定した燃料調達が可能となります。RPF発電で燃料として用いられる「RPF」とはRefuse Paper & Plastic Fuel の略称で、産業系廃棄物のうち主に古紙とプラスチックを原料とした高熱量の固形燃料です。成分にもよりますが、低位発熱量でも約6000kcal/hもあるため、石炭や化石燃料の代替燃料として用いられています。

原油価格7

 弊社ではこのRPFを用いたRPF発電を推奨しています。RPF発電のメリットは主に以下の通りです。                                                  
□本来は廃棄物として処分されるものを燃料として活用するため環境に優しい。
□廃棄物由来の原料から選別するため非常に安価で、品質も安定している。
□原油価格に大きく左右される化石燃料に比べ、RPFの価格は安定している。

 RPF発電を行った後の燃焼ガスはまだ十分に熱量を持っています。例えば発電した電力は工場内の照明や動力として使用し、燃焼ガスは熱交換して工場内の暖房や給湯に使うことで無駄なくエネルギーを有効活用できます。